北秋田市議会 > 2022-02-14 >
02月14日-03号

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  1. 北秋田市議会 2022-02-14
    02月14日-03号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 4年  3月 定例会       令和4年 北秋田市議会3月定例会会議録                        (令和4年2月14日)第3日目 令和4年2月14日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  山田博康         2番  三浦倫美     3番  小笠原 寿        4番  虻川 敬     5番  杉渕一弘         6番  佐藤光子     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  武田浩人        10番  佐藤文信    13番  長崎克彦        14番  板垣 淳    15番  関口正則        16番  堀部 壽    17番  佐藤重光        18番  中嶋洋子    20番  黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。    11番  永井昌孝3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     河田浩文 財務部長     佐藤 進   市民生活部長   小松正彦 健康福祉部長   石崎賢一   産業部長     佐藤栄作 産業部政策監   金澤 誠   建設部長水道局長 浅村武則 教育次長     小坂竜也   会計管理者    宮腰正樹 消防長      長岐篤市   総務課長     松橋みどり 総合政策課長   長岐孝生   財政課長     西根弘樹 福祉課長     小笠原 隆  農林課長     三沢 聡 教委総務課長   金田弘樹4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     米澤田茂   次長       佐藤敏文 副主幹      松岡繁広5、会議事件は、次のとおりである。       令和4年 北秋田市議会3月定例会議事日程                               (第3)      開議 日程第1 一般質問 質問順序            1.14番 板垣 淳            2. 2番 三浦倫美            3.17番 佐藤重光            4. 6番 佐藤光子 ○議長(黒澤芳彦)  おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 なお、11番 永井 昌孝議員からは欠席届が提出されております。 本日も新型コロナウイルス感染予防策として、市長、副市長、教育長、部長相当職以外の説明員は人数を減らして着席しておりますので、ご了承願います。 併せて、傍聴席も同様に感染防止に努める必要があることから、マスクを着用していただきます。 また、本日も登壇にて発言の場合はマスクを外して発言していただき、それ以外はマスク着用のまま発言されるようお願いいたします。   (休憩)                    (10時00分) ○議長(黒澤芳彦)  それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問。 なお、一般質問の通告を受けていた11番 永井 昌孝議員から欠席届が提出されておりますので、永井 昌孝議員一般質問は行わず、6番 佐藤 光子議員の登壇順を4番目として繰り上げて行います。 それでは、一般質問を行います。 質問者全員が一問一答方式を選択しております。質問時間は1人30分以内とし、再質問の回数制限はありません。ただし、遡りの質問は認めませんので、通告項目に沿った質問をお願いいたします。また、通告外の質問の波及は認めませんので、よろしくご協力をお願いいたします。 また、当局の答弁の時間は特に設けておりませんが、簡潔明瞭な答弁を望みます。 なお、市長には議長の許可を得て反問を認めておりますので、ご了承願います。 質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。 最初に、14番 板垣  淳議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 14番。 ◆14番(板垣淳) (14番 板垣  淳君登壇) おはようございます。 一般質問を行います。 初めは、道の駅たかのすについてです。 市は、改修費用として13億9,000万円を見込んでいるとしていますが、なぜそんなに高いのか不思議でなりません。12月議会で市は、道の駅ふたついが11億9,000万円だったことを明らかにしました。あのとおりの大きな建物を全面新築した費用であり、利用客は年間100万人です。一方、たかのすは一部の改築、新築であって、利用客は30万人です。なぜ、規模が小さく、利用客も3分の1のたかのすのほうが2億円も高いのでしょうか。以前にも同じ質問をしておりますが、疑念が拭えません。13億9,000万円の積算根拠、内訳を再度お知らせください。 基本計画について聞きます。 基本計画は1月末の完成を予定しているとの説明でありました。完成しているとすれば、その概要をお示しください。 次に、森吉山荘の休止について質問します。 去る1月19日に開かれた産業建設常任委員会所管調査の際、市は、森吉山荘を今年度末で休止し、譲渡か売却を検討すると突然表明しました。今議会に提案された新年度予算案にも、営業に係る費用は計上されていません。しかしながら、森吉山荘は奥森吉の観光拠点であり、なくなると市の観光に大変な打撃となります。小又峡の滑落死亡事故や森吉山での遭難の際は、対策に当たる拠点となってきました。安全確保や人命救助の観点からも、なくすことはできません。市は方針転換し、存続すべきです。答弁を求めます。 パートナーシップ制度について聞きます。 この制度は、自治体が同性カップルを婚姻に相当する関係であると認める制度で、性的マイノリティーの方たちに対する人権の保障です。具体的には、市営住宅の入居や病院での治療の説明、携帯の家族割など、異性婚と同じサービスや権利を受けられるようにするものです。導入する自治体は近年急速に広がっており、2015年に渋谷区と世田谷区2つで始まったのが、2019年は20自治体、2020年は60自治体、2021年は110自治体、そして今年1月1日現在は146自治体で、さらに新年度からは、東京都と福岡県ほか幾つもの市町村が導入を表明しています。これにより、カバーする人口は日本全体の半数を超えることになります。佐竹県知事も昨年12月県議会で、婚姻に準じた関係を行政が認めることが当事者の生きづらさを解消するために必要、秋田県としても導入したいと表明しました。 一方、昨年3月市議会で、私の一般質問津谷市長は、北秋田市民からはそういった要望がありませんので条例制定は考えておりませんと言いました。しかし、秋田県が導入すると、そういうわけにはいかなくなると思います。県営住宅には入れるのに市営住宅には入れない、県立の医療機関では治療の説明と同意が受けられたのに北秋田市民病院に転院したら説明を受けられないということになりかねません。したがって、当市でも実施する必要があるのではないでしょうか。答弁を求めます。 最後に、学校統合計画についてお聞きします。 教育長は昨年12月議会で、森吉地区学校統合について、今年度中に計画を提出すると答弁されました。今年度最後の議会ですので提示をしてください。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの板垣  淳議員のご質問にお答えしてまいりますけれども、大きな項目の4番の学校統合計画についての①森吉地区統合計画はあるのかというご質問でありますけれども、後ほど教育長のほうから答弁させます。 初めに、大きな項目の1の道の駅たかのすについてとして、①リニューアル費用13億9,000万円の積算根拠はと②の基本計画は完成したかのご質問につきましては関連がございますので、一括して答弁させていただきます。 建物等のゾーニングイメージを示す基本計画につきましては、1月31日までに完成し、基本構想の世界一の大太鼓が響き、物産があふれる多様な心と体を育むぬくもりステーションといったコンセプトの下、導入すべき機能や規模について記載をしております。概要については、食事、トイレ等の機能を持つ休憩機能、道路や観光情報を発信する情報発信機能、既存の大太鼓の館を活用した文化教養施設のほか、物産等の販売施設、子育て応援施設が果たす地域連携機能等で構成されております。また、大太鼓の館をはじめとする施設の老朽化やドリームワールドを利用する子供たちの雨天対策といった現在の課題を解決する方向性とともに、今後の施設全体における管理計画や整備に係る役割分担等のクリアすべき課題も示されております。 次の工程となる基本設計におきましては、建物等の具体的な間取りや外観を決めていくことになりますが、課題が解決された部分から段階的に整備することも含め、時間をかけてでもよい道の駅になるよう検討してまいります。基本計画における概算費用といたしましても、当初想定しておりましたリニューアル費用の13億9,000万円と同規模となっており、その費用は造成費、建築費のほか測量費等も含んだものとなっております。また、建築工事費だけの概算費用としては9億1,200万円を見込んでおり、議員ご指摘のほかの道の駅との比較につきましては、それぞれの道の駅の立地やコンセプト、整備方法といった多様な要素があることから単純比較は適当ではないと考えますが、建設に当たっては財源の確保を図りつつ、建設コストの縮減に努めてまいります。 次に、大きな項目の2の森吉山荘の休止についての①観光の拠点であり、事故や遭難があったときの拠点でもあるので、休止、廃止はすべきでないと考えるがいかがかとのご質問でありますが、市といたしましても、森吉山荘運営継続を目指してまいりましたが、2か年にわたって指定管理者の応募がなく、また施設の老朽化による設備更新に多額の費用を要することが想定されるほか、敷地は借地であること、さらには温泉水を自前で確保できず、分湯いただいた温泉水の安定供給もままならないといった様々な課題も抱えていることから、これ以上の運営継続は困難と判断いたしました。 一方、議員ご案内のとおり、森吉山荘奥森吉地域観光拠点として、また事故や遭難が発生した際の拠点としての役割を担ってまいりました。奥森吉の観光振興に対しては、いっときは影響が及ぶと考えますが、近隣には、日本秘湯の会にも名を連ねる民間施設をはじめクウィンス森吉や民宿など、地域一帯で十分にカバーできるだけの機能を備えておりますし、事故や遭難が発生した際は、救助活動の拠点として太平湖グリーンハウスダム広報館等が利用可能であり、携帯電話が不通の地域については、衛生電話等を活用することで対応してまいります。 森吉山荘の今後については、令和4年4月より休館とし、民間への譲渡を含め施設運営について探ってまいりたいと考えております。 次に、大きな項目の3のパートナーシップ制度についての①秋田県は新年度実施の方向のようだが、そのこととの整合性を捉える上からも当市としても実施すべきではないかというご質問でありますが、議員ご案内のとおり、秋田県では昨年の県議会12月定例会一般質問の中で、性的少数者のカップルを公的に認めるパートナーシップ証明制度の導入を検討していることを明らかにしており、現在、証明書により適用可能な県内各市町村のサービスを把握するための調査が行われております。県の制度導入時期については未定とされておりますが、導入された際には、県と連携しながら進めてまいりたいと考えております。 以上が、板垣  淳議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から板垣  淳議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の4、学校統合計画についての①森吉地区統合計画はあるのかとのご質問でありますが、森吉地区学校再編プランについては、これまで森吉地区や前田地区の保護者や地域の方々から、阿仁地区との関連の中で4回にわたり意見を伺ってまいりました。この後、2月中に米内沢小学校の保護者の意見を伺う機会を設けた上で、3月中には森吉地区の保護者や地域の方々に再編計画についてお伝えしたいと考えております。 以上が、板垣  淳議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  再質問します。森吉山荘についてです。今日は多分これで時間、全部費やすかもしれません。よろしくお願いします。 先ほど私も言いましたし、市長も同じ趣旨のことを言いましたが、森吉山荘は観光の拠点として奥森吉の観光を考える上では絶対になくてはならないというふうに私は強く思っています。と言いますのは、例えば観光客が1日目、太平湖、小又峡に行って、夜は森吉山荘に泊る。次の日は森吉山に登るというような、ややそういう似たような行程を組んでいる観光客、これ最近の数字ではないんですが、以前聞いたところでは毎年2,000人からの固定した観光客がいるというふうに伺っておりますけれども、奥森吉の観光等も一体、切り離せない施設だというふうに思うんです。それをなくするということは、今、近年このコロナ禍であってもアウトドアの人気は依然として衰えておりませんけれども、そういうアウトドアを楽しむ人たちに対して、北秋田市は奥森吉の観光に力を入れませんというふうに宣言しているのと私は同じだと思うんです。損失、イメージダウン、これは計り知れないものがあると思いますが、市長はこの点についてはどう考えているか、答弁を求めます。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 再質問にお答えします。 森吉山荘に関しての今、板垣議員から、これまでの果たしてきた役割についてお話がございました。全くそのとおりであると思います。と申しますのは、奥森吉地区先ほどお話がありましたように、これまでですと奥森吉、特にまた森吉山登山含めてであります、1泊、2泊とか2泊3日等のコースを取りながら様々なプランを立てて、そうやって来られる観光客の方々も多かったです。森吉山荘、あのとおり大変お湯の質もよかったり、また湯量が豊富でありましたし、できた当初は建物も立派で、今見ても外観は大変立派でありますが、中が大変老朽化していることもありまして、このまま続けていきますと、多分今の現状ですと様々な、配管含めてであります、そういうものがもう老朽化しているということで、使えなくなってしまう。 さらには、これまでもそういう意味で、何とかこれを指定管理していく上で応募してくれる方がいないのかということで、そういうことを募集をしてまいりました。ところが、議員もご案内のとおり、2年間この応募する方がなかったということであります。 そしてまた、お湯が昔は安定的に供給されておりましたけれども、お湯が安定的に入ってこなくなった。自分のところからお湯があればいいわけでありますけれども、昔から、旧森吉町時代からお湯を分けてもらってきているということでありまして、自前の温泉がない温泉施設であって、しかもお湯の量が少ないというところには、やはりこれを続けていくということはなかなか難しいわけでありました。また、これを復活するにしても大変な費用がかかると。また、いろんな工夫も必要であろうと思います。 さらには、ご案内のとおり、あそこも建物とまた駐車場もございますけれども、敷地そのものが借地であります。本来であれば、自前の施設の土地があって、自前のところに建物を建てられればよかったんでありましょうけれども、それがずっともう昔から借地の状況であると。これを何とか市のほうに譲ってもらいたいという話もしてきたわけでありますが、これがやっぱりできなかったということもあります。 そういう意味で、先ほど申し上げましたように、本来泊って楽しんでいただける、次のまた行程を考えるときに1泊2日、2泊3日泊っていただいて、奥森吉を堪能していただくという方々にとって、この温泉がもう安定的でないということは致命的ではあるのかなと思っております。 ただし、また先ほど申し上げましたように、これまでもそういう意味で奥森吉観光を引っ張ってきたという、そういう効果は十分認めております。しかしながら、現実的にこれを続けていくことは大変無理だと、難しいなということで、まず休止にさせていただきながら、そしてこれを仮に無償譲渡とか、それを民間で譲り受けてやってくれる方がいらっしゃるのかどうかといったことも含めて、この間、検討していきたいなと思っているところであります。 以上であります。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  今答弁ありました湯量の問題とか配管の老朽化の問題は、この後、私、再質問したいと思いますが、その前にもう少し森吉山荘の位置づけ、意義について議論したいと思います。 あそこはもともと国民宿舎でした。秋田県が奥森吉の観光に県としても力を入れると、森吉町も頑張ってやってくれという機運の中で、秋田県が例えばノロ川の林道を全部舗装してくれました、県のお金で。そして、その上に上がると青少年野外活動センター野生鳥獣センター、そういうのを県が一生懸命整備してくれて、それと一体に森吉山荘も県が全部リフォームして、森吉町は一円もお金出さないで、県がリフォームした上で森吉町にどうぞ使ってくださいというふうに譲渡してくれたものです。なので、当時から、県のそういう意向は非常にありがたい思いもありますし、それを最大限使って、森吉町を少しでも観光地として認知してもらうように地元住民としては頑張ってきたつもりなんです。 今言ったもろもろ、県がやってくれた当時というのは、津谷市長は県会議員でありましたので十分分かっているものだと思いますが、でも市長、県がそういうふうにやってくれたのを津谷さんが市長になった今、森吉山荘を潰す、私は、これはひどくないかなというふうに思います。そして、今回の施政方針でも、市長はこういうふうに述べられました。「森吉山を中心とした滞留型観光を推進します。小又峡などの環境の整備に努めてまいります」。施政方針で表明した態度と真逆じゃないですか。この矛盾はどのように説明されますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほども申し上げましたように昔から、旧森吉町時代に県で国民宿舎ということでつくられたわけでありますけれども、あそこのジャンボリーもありました。先ほど議員からお話しありましたように、ジャンボリーがあることによって急速的に奥の道路も立派になって整備されましたし、また環境省の野生鳥獣保護センター、ああいうような形で立派にできました。まさしくそういう施設が整ったわけであります。 もちろん、県としてはそれを仕上げて、あと地元の森吉町に何とか頑張ってくれと投げたつもりはないわけでしょうけれども、実際この経過を見ておりますと、その後、県が力を入れてきたという部分が前よりは薄くなっております。阿仁で頑張ってというか、森吉、阿仁で頑張ってくれて、例のスキー場森吉山阿仁スキー場というのがありますけれども、誘致するときには県も一緒になって頑張ってくれたわけでありますが、しかしながら、スキー人口が少なくなってきてからというものはあのとおりスキー客がなくなってきて、あとは民間、コクドが今度は手を放して、そしてまた阿仁のスキー場も、ちょうど私が市長になったときでありますけれども、これはもうやめてしまうのでというふうな話がありました。NPOの方々に頑張っていただいたり地元の民間の方々に頑張っていただいて、今ああやって森吉山阿仁スキー場がまだ継続はさせていただいております。 ただ、県が、じゃ運営にまで手を貸してくれるかというとなかなかなかった。そういう中で、未来づくりプロジェクトといった事業を興して、その中から市とともに頑張って、皆さん方、民間の方々の力を得ながらやってきたわけであります。結局、時代の流れとともに状況が変わってきている、そういう中で、森吉山も含めてでありますけれども、奥森吉の観光、これはやはり大事であります。大事でありますが、先ほど議員から大変熱っぽくお話ありましたが、私だって、あれがもし、森吉山荘がしっかりした形で維持管理できて、温泉もしっかりできてであれば、それは、我々は休止するというような考えは出ないわけでありますが、なかなかそういうことを継続、持続していくというのは難しい状況に来ております。 その中で、最善の方法は何があるのかといったことを、今後休止を含めて、例えば民間に譲渡して民間でやっていただくことができるのかどうか、また別の方法があるのかどうか。さらには、奥森吉含めてでありますけれども、ダム湖、四季美湖もあります。四季美湖を含めた広報館、それから地元の方々が今頑張ってそういう地域おこしをやっていただいたり、さらにはクウィンス森吉、時々温泉が止まってご迷惑かけましたけれども、最近はきちっとしたものになっていますけれども、などあったり、民宿の方々も一生懸命頑張っていらっしゃいます。 そういう意味で、誘客含めて、そういう方々のところにお客さんが来てもらえるような、そういうこともしっかりやっていかなければいけないものであると思います。自然と、そしてまた観光客の方々に対するホスピタリティー含めたそういう憩いの場というのは、これはこれでまた民間の方々含めて我々行政もしっかり頑張っていかなければいけないと思っていますので、そういうつもりで取り組んでいきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  森吉山荘には宿泊客、年間約4,500人と伺っています。日帰り入浴客もややそれに近いぐらいが来ていると。つまり、今、市がやろうとしているのは、4,500人泊れるキャパをそっくりなくすということ、それ以外の何物でもありません。先ほど、民宿とかクウィンスとかに泊ればいいと言いましたけれども、それは資質が違うんです。それから、1年に何回もないんですけれども、ツアーバス1台、約50人来たとすれば、森吉山荘は24部屋なので、そういうバス丸々1台受け入れることができます。クウィンスとか民宿というのはそういうわけにはいかないじゃないですか。 だから、森吉山荘をなくしてもクウィンスや民宿があるから大丈夫だという理由には全くならないと思います。この点について、私は今言ったように思いますが、市長はどう思いますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 何年前でしたか、日本の山岳会の方々でしたか、秋田県の山岳会というかそういう方々が当番で、あそこで森吉山を巡って、またそこでそういう交流会みたいなものが開かれたことがございました。そのときは結構たくさんの方々もおいででありましたし、ただ、そういう使い方がもう恒常的にできるものであれば、ああいう大きな施設というのも必要でありますけれども、あの大広間がそれほど、そんなにもうふさがってしまうというような状況が今見かけることがない。 それは何かと申しますと、先ほど申し上げましたように、お湯の状況が非常に不安定であったりということもあります。また、もう10年以上になりますか、宿の会の皆さん方が秋田からお客さんを引っ張ってこようということで、バス事業者にお願いをして、秋田駅前から誘客をしてきて、そして、それぞれ皆さん方が経営されている民宿のところに泊っていただいて、ただ、大きい風呂が泊る方々も必要だ、欲しいということがありまして、クウィンス森吉とか、そういうところに宿の皆さんが車で運んでくださったこともございました。そういうこともあったようであります。したがいまして、やり方によってはと申しますか、それはそれぞれ宿の方々にも頑張ってもらわなくちゃいけないわけでありますけれども、お互いに協力し合うことで、そういう人数というのはある程度確保できるのかなと思います。 また、先ほど議員も言われました、本当に奥森吉の森吉山荘のお湯が好きで、露天風呂が好きで、あそこが好きで、何年かに1回はとか年に1回は来るという方々も、そんなに多くはないわけですけれども、ファンの方々もいらっしゃいます。しかしながら、先ほど申し上げましたように、せっかくそれを望んで楽しみにして来られた方が、温泉がお湯がないというのでは非常に、それはこの森吉山荘の温泉としての価値がなくなってしまうわけであります。本当に気持ちとしては何とか経営をしていただきたい、頑張ってもらいたいということでこれまでも応募をかけてきましたが、物理的にもう無理な状況に来ておりますので、そういう意味で休止をさせていただいて、その間どういうような方法があるのかといったことも検討させていただけたらなと思っておるところであります。 以上であります。
    ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  いろいろ答弁されましたが、4,500人のキャパがそっくりなくなるという事実は消せません。それから、事故があった場合に現地の本部の体制が弱くなる、どうしても遠くにつくらないといけないということで、それも体制が弱くなるということは否めない事実だと思います。先ほど来、市長は湯量、それから配管の老朽化などを指摘しておりますので、今は物理的に無理だという表現もありましたが、そのことについてやり取りしたいと思います。 お湯を売っている杣温泉さんのほうでは決められた湯量を送り出していると。ところが、森吉山荘のほうではその分が来ないと。それより量が少ない。とすれば、途中で漏れているという、普通に考えればそういうことです。何も難しいことはない。調べて修理すればいいじゃないですか。それだけの理由、それだけの話じゃないですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  技術的な問題ですので、産業部政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 昨年の10月の中旬頃になりましてからお湯の量が急激に減りまして、杣温泉さんとの契約では、1分間に50リットルほどを供給していただくという契約になっているんですが、実際に森吉山荘のほうに入ってくるのが15リットル前後まで落ち込んでございます。その原因を探るべく、途中で泥ばけのバルブとか、そういったものを確認したところ、それそこ2か所あるバルブのところで湯量、それからお湯の温度を測っておりましたところ、やはり湯量がだんだん森吉山荘のほうに近づくにつれて少なくなって、それから温度も下がってくるという状態でございました。業者の方にも少しお知恵をお借りしながら、バルブの交換だとか、そういったものを行った結果、まず11月、1か月ぐらいかけて湯量を大体40リットル前後まで戻すことができましたが、それもやっぱり日によって湯量が安定しない。ある日は20リットル、ある日は40リットルというような形が続いてございました。 まず、ある程度40リットルぐらいまで回復できるような修繕するところまでは手をかけておりますが、それ以上のなかなかの湯量が難しいと。やはり杣温泉から森吉山荘まで750メートルの配管がございます。その中には、長年のお湯を送るに当たってスケール、湯あかとか、そういったものがやはりたまる、あるいは空気がたまる、そういったものも原因の一つとなっておりますけれども、まず10月、11月かけてそういったもの、原因のほうをしっかり分析させていただいて、やれるところまでやった結果、まだ湯の量が安定的でなかったというところでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  だから、途中で漏れているんだったら、それ直せばいいというだけの話です。今いろいろ言いました。産業建設常任委員会のときも同じ話を聞きました。だけれども、普通は売買する場合に、売る人がこのくらいよこしたと。箱空けてみたっけ、少ししか入っていない。ちゃんとよこせ。向こうではちゃんとやった。どこでなくなっているんだと、きちんと原因を究明するのが当たり前の話であって、湯が途中で足りなくなるから森吉山荘閉めます。これは私、それだけのことでは理由にならないと思います。 仮に、750メートルもあって直したりするのが大変だったら、この際新しいボーリングしたっていいじゃないですか。多分湯はあの辺りだったら出てくると思います。いずれにしても、あそこをやろうという気構えが市にないんですよ。お金がかかるのでやめてしまえ。これでは駄目だというのが私が一番言いたいところです。 それで、もう一つ言います。民間に譲渡したいと言っていますが、湯量がそういう状況だったら、民間やるわけないじゃないですか。湯が足りないのはきちんと原因を究明して直す。これに尽きます。 それから、建物の中の配管、老朽化している。これは事実だと思います。ただ、老朽化というのは別に今月突然なったわけではないんです。これまでも水漏れしたりしたところは小破修繕して使ってきたというふうに聞いておりますけれども、取りあえず4月以降もそれで使えるわけです。いよいよ全面的に取り替えないといけないとなったら取り替えればいい話で、当然お金はかかるでしょうけれども、昨年クウィンス森吉の温泉が出なくて、半年ぐらい沸かし湯で対応しましたけれども、クウィンスだって結構なお金をかけて、あれ直したんじゃないですか。森吉山荘も同じように直せばいいだけじゃないですか。答弁求めます。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  まず、お湯の量に関してですけれども、それこそ入ってくる量と、それから出る量が違うということです。この配管も、先ほどもお話ししました750メートル、これを例えば今全部地下に埋まっているんですけれども、全部新しくする、あるいはそこの一部の部分だけ、どこで漏水しているか、そういった調査、それから更新、そういったものにも多額の費用がかかると考えてございます。 それから、老朽化につきましては、これまでもそれこそ古いほうの配管が、新館建てたときに一緒に更新すればよかったんですけれども、旧館は古い配管のままでした。ですので、旧館を中心にして配管のほうはかなり古くなってございます。1か所を取り替えると水漏れがして、1か所を取り替えると別の部分がまた水漏れが起きるといったところで、どんどん修繕しなければいけない箇所が増えていっているというような状況でございます。これも一括で更新するとすれば、かなりの費用がかかると思っています。給配水だけではなくて空調の設備のほうも、こちらのほうもかなり大変な状況になってきているところでございます。そういったことも踏まえまして、総合的に判断して、まず今回は休止したいというような判断に至ったところでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  お金がかかる。多額かかると言いました。多額というのは幾らですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  配管、あと空調、そういったものを更新すると、すみません、まだ見積り等を取っているわけではございませんけれども、1億円を超える金額がかかると考えてございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  1億円、道の駅たかのすの14分の1です。やろうと思えばできますよ、これは。 次に、指定管理制度に関連してお聞きします。 休止する理由の一つとして、2年連続応募がなかったということも挙げております。2年続けて、なければやめるというのは何で決まっていますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  2年続けて応募者がいないのでやめるというようなルールは、特には定めてございません。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  そうなんですよね。市がやろうと思えばできるんですよ。いろいろ理由を言うけれども、お金がかかるのでやめる。これに尽きることでしょう。それなら駄目だというふうに強く言います。 お金かかると言いますけれども、指定管理料、今までは年間100万円です、森吉山荘は。そのうちの50万円は小破修繕に充てる分なので、事実上50万円。もうほとんどただに近いぐらいで、市から特別お金をもらわなくても森吉山荘はきちんと営業を続けてきました。最初に指定管理者を次の5年間募集したら誰も手挙げなかったので、100万円を今度は400万円にして、2年間にして再募集かけたけれども、それもいなかったんですけれども、いずれ、これまでの市の持ち出しなんてほとんど微々たるものでやってきた。 比較して言うのはちょっと申し訳ない気もしないでもないけれども、分かりやすくするために、打当温泉マタギの湯、指定管理料2,500万円です。それから、ついこの間リフォーム、改修が終わった費用、4,000万円です。それを昨年末出した。それから、クウィンス森吉、指定管理料1,500万円。昨年お湯が出なくて直したのも1,500万円。森吉山荘よりもはるかにお金かけているじゃないですか。それは、私お金かけるのは駄目だと言っているのではありません。お金かけてでも存続させる必要があると、この地域にとって必要だという立場で、市はお金をかけて運営をしてきたわけです。同じだと思うんです、森吉山荘も。何で森吉山荘だけ金かかるからやめるというふうになるんでしょうか。市長、お願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 金の問題というよりも、確かにそれもあります。先ほど政策監からもお話ありましたように、老朽化している、それを直さなくちゃいけない。また、新たに管を引っ張ってくる。これは、もう当然クウィンス森吉のときも私どもも経験をいたしておりますので、ああいう温泉施設の場合、特にまた非常に泉質によっていろいろ配管に、中に、さっき申し上げたように、あかみたいなものがついてくるといったもの。これ、民間で温泉やられている方々は、ご案内のとおり、毎年のように自分たちで手をかけて直してきています。クウィンス森吉も、できた当初から全然それがやられていなかったということもありました。そういうことで、何回もポンプを交換したり、また修繕で金かかってきた。 このたび、それをしっかり今度は調査しましょうということでやらせていただいたおかげで、その中でポンプの口径が小さくて済むというようなことがありまして、そういう意味で、もしかするとまたそういう泉質ですので管が詰まってくる可能性もありますが、やはり途中途中でそれをチェックできるような体制をさせていただきます。ですから、それだけお金かかってまいりました。 ただ、森吉山荘の場合、湯元がもともと、やはり人様のお湯を昔からもらってきていると。先ほどボーリングのお話ありました。議員が十分分かっているとおり、近いところにほかで温泉を出しているところがありながら、500メートル以内のところではボーリングすることは、なかなかそれは難しいというのが、今そういうことになっております。法律なのかどうか、私もちょっと把握できませんけれども、その辺が温泉法か何かの形でなっている。もし間違っていたら、これは訂正していただきたいわけでありますけれども、なっています。 ですから、先ほども言ったように、長い距離をかけて引っ張ってくると途中で冷めてしまうとか、それと施設の老朽化もさることながら、やはりこれまでと続けてきている中で、ずっとあの建物は市がいただいたものになっておりますけれども、土地が人様のものであります。お湯も人様のもの、土地も人様のもの。果たしてそれで市のものですと言っていけるかどうか。 ですから、クウィンス森吉というのが確かにそんなに遠くはないところにありますし、四季美湖のダムがあって、そして奥森吉の間に森吉山荘があります。これは本当にロケーションとしては最高、いいわけでありますが、先ほど申し上げましたように、様々そういう意味では、確かに金かければいろんなものができるかも分かりません。しかしながら、奥森吉の観光を目指すときに、先ほど申し上げましたように、クウィンス森吉も生かしていかなければいけない、温泉として残していかなければいけない。あそこだって、そんなにそんなに、駅名だけは温泉駅になりましたけれども、それほどたくさんの方々が来てにぎわっていただいている状況がない。 ですから、ああいうところも使っていただきながら、奥森吉に来た方々も利用していただく。そういうことをしていくのが、これから、あれもこれもというのはやっぱりいかないと思います。ですから、やはり私どももその辺は、先ほど申し上げましたように、人にいかに来ていただいて、そして奥森吉を楽しんでいただいて、森吉山荘、今休止させていただきますけれども、これをどうやって今度じゃ、先ほど議員からも提案がございましたけれども、生かしていく方法。例えば、たくさんの方々が来たときに、そこで食事してもらう場所ができるのかどうか。さっきも言ったように、老朽化していますと、逆にそこでけがされてしまうような状況があると困りますので、その辺もしっかり見極めてまいりたいなと思っております。 以上であります。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  ボーリングするの、500メートル以内だと駄目だという答弁でした。先ほど事務方から答弁あったように750メートル。500メートルより離れています。実は私は、これ正しいかどうか私もちょっと自信ないんですが、常任委員会のときに、その距離というのは2キロぐらいでないかと当局の人も言いました。何メートルでも何キロでもいいんですが、これというのは、そこを掘れば駄目だという基準ではないんです。先に温泉出している人と協議が必要だということなんです。だから、例えば国道285の湯ノ岱温泉、ちょこっと行けば民間の温泉あるじゃないですか。ああいうふうにできるんです、やろうとすれば。私、今、市長の答弁で、ああ、なるほどなと思ったのは、クウィンスを生かすと。ああ、そうか、そのためにあちらを潰すのかというふうにも思わさったわけです。 ちょっと時間がもうなくなってきましたので、あまり細かいことやり取りしていてもあれなんで次に移りますが、民間に譲渡したいということを表明しておられます。ただ、先ほど来言っているように、湯の量が少ない、老朽化していると散々しゃべって、はい、民間譲渡しますよと。民間の人、じゃ私にくださいと言う人いますか、そんなひどい状況だとすれば。全部修理してからただであげますと言えば、やりたいと言う人はいるかもしれない。だけれども、金かかる、大変だという状況でもらう人はいると思いますか。本当に民間でもいいのでやってもらいたいということであれば、全部修理して直して、誰かいませんかと募集する、それ以外にはないと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほど来お話ししておりますように、土地も借りもの、温泉もほかから分けていただいている。そして、建物が古い。これを、じゃやりますから買ってくださいとか民間に言っても、恐らく議員言われたようになかなかそれに手を挙げてくれる方はいらっしゃらないと思います。 しかしながら、中にはやはり価値を認めてくれて、もしかすると、いろんな方法あると思いますけれども、活用を考えてというような奇特な方もいらっしゃるかも分かりません。ただ、それも含めてで、民間譲渡も含めて、今後の休止の間中、この森吉山荘をどうするかといったことは検討していきたいと思っておるところであります。 以上であります。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  お湯も土地も借りものだと言うけれども、お湯は借りものではないです。買っているんです。そんなに借りものだ、借りものだと言うんだったら、私さっきから言っているとおり、新たにボーリングすればいいじゃないですか。 民間に譲渡する場合に、今の状況では多分手挙げる人はいないだろうと思いますが、市が直して、誰かいませんかと言えば、さっき言ったように、手挙げる人はいると思います。北秋田市は一回これをやりました。ケアタウンです。悪いところを全部直して、備品も買って、至れり尽くせり。それでただであげたと。しかも、市が建設費もっていた借金、たしか8億円ぐらいだったかを繰上げで返済してという、至れり尽くせりで北秋田市はやった経験を持っています。私は全然いいと思いませんけれども。そういう津谷市長がやってきたことと今回のことは、今までやったからそれ全部適用してというのもちょっと変な話ですけれども、そういう前例があるということはまず指摘しておきます。 行政が何で今まで温泉宿泊施設をやってきたか。これは、民間がやるのとまた意味が違うところがあるんです。市の森吉山荘条例第1条、目的、何と書いてあるか。こういうように書いています。住民の保養及び健康増進のための施設であると。つまり、民間であれば温泉で利益を上げるのが目的ですけれども、行政の場合は利益を上げるのではなくて、市民の保養と健康増進のためにあれをやっているんです。だから、潰してもほかの民宿だとかそういうところへ行けばいいという、それはちょっと行政としては浅はかな言い方ではないかというふうに思います。市長、どうでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 行政がやる例えば温泉施設、それはまさしく今、板垣議員がお話しになったとおり、住民の保養とか健康のために使うと、それは当然であります。しかしながら、冒頭、議員から質問でお話しがありましたように、森吉山荘、奥森吉の観光というふうなお話ありました。これは、やはり森吉山荘の場合は奥森吉の観光ということを、県もそれを売り物にしてきたわけでありますので、ここにお客さんを連れて来る。ジャンボリーもありました。それが日本全国から集まってくるわけであります。これは、やはり観光の面のほうに軸足を置いたような形にも見えます。 あくまでも住民の保養のためであれば、やはりクウィンス森吉も活用していただくとか、近いところに来ていただくとかというようなことも必要でありましょうし、また、そういう意味で森吉山荘がきちんとその役割を果たしていただければ、その役割はやっていくのでありましょうけれども、もちろん私自身も、本来は民間がやるべき温泉施設でありますけれども、行政がわざわざそういう民間がやる施設、温泉施設含めてでありますけれども、そういうことに手をかけるということは、住民の保養と健康のためであります。 以上であります。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  今回のことは、議会の議決の観点からいってもゆゆしき事態だなというふうに思っています。と言いますのは、昨年6月議会で2年間の指定管理料を提案されて、議会は議決しました。ということは、市は少なくとも2年間は指定管理でやりますと意思表示したわけです。議会はそれがいいですねと賛成したんです。そして、そこからずっと何事もなく来て、さっき言ったとおり1月19日の常任委員会で、やっぱり今年度でやめるというふうに表明されました。常任委員会で言ってくれたのでよかったんですけれども、私は全然それだけでは不十分だと思うんです。 なぜかと言うと、さっき言ったとおり、ここの議場にいる皆さんが議決したわけです。常任委員会の6人ぐらいの人数以外の人方たくさんいるので、その人方にとっては何の説明もなくて、いきなり今回の予算、廃止するための関連予算200万円ぐらいだったかを計上した。しかも、それも十分な説明はこの議場ではほぼなかったということから言うと、普通の議案とか普通の予算以上に、当局は、いや、こういうわけでお願いしましたけれども、議決してもらいましたけれども、これこれの事情で撤回せざるを得ませんとおわびするぐらいの事態です、これは。議会の議決というのはそのくらい重いものだよ。それを、こういう機会がないとなかなかやり取りしない。本当は当局から説明するべき。 実は、津谷市政、最近こういうの立て続けです。善悪別です。ハローキティも、いい事業だ、やるやるとしゃべって、いきなり12月議会で、はい、やめたでしょう。それから、外出支援サービスもそうです。値上げしないと制度が維持できないなんて言って値上げしておいて、2年連続値上げ凍結でしょう。議会に求めた態度とその後の変更、これがちょっとあまりにも軽々しい。絶対変更するのは駄目だとは言いません。事情があって変更する場合は当然あります。その場合はきちんと議会にお話しをして了承を求める。これが最低必要です。そのやり取りが随分軽んじられているなというふうに、私すごくここは気になります。市長は感じないんでしょうか。あるいは私の指摘に対してはどうお答えになりますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ご指摘ありがとうございます。議員がおっしゃるとおり、議会の議決そのものに対しては、私も議員を経験した人間として大変重く受け止めています。先ほど例がございましたが、議会側としてのそういうご意見があったり、ご提言があったりということで、ただ、それを方向転換するには柔軟な姿勢でというつもりでおりましたけれども、そういう意味では、物によってはなかなか説明する機会がなかったりということもあったと思います。 ただ、先ほど議員から言われたように、私自身も含めてでありますが、職員も含めて、やはり議会の議決をしっかり重く受け止めながら、これからもいろんな意味での審議に携わっていきたいなと思っております。 以上であります。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  今、森吉山荘に従業員は何人いますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 森吉山荘には現在8人勤務していることになってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  その人たちの雇用はどうなりますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  市としても、協力できることにつきましては協力していきたいと考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  実際に働いている方から聞いたら、非常に心配していました。市は企業に対して、雇用した場合にお金をあげるというような制度も活用したりしていますが、全く逆に、雇用を失うんです。たった8人と言いましたけれども、家族入れれば20人かそこら、もっとなります。そういう人たちを困らせる。これもやっぱり大事な問題だと思います。 時間なくなってしまいました。住民には説明されたんでしょうか。住民、個々だけでなくて森吉山に関連した、例えば山岳ガイドとかのNPOだとか、それから自然保護団体だとか、あるいは森吉自治会とか連合会だとか、そういう団体も含めて、地域住民には伝えたんでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  地域住民とか関係者の方たちにはまだ伝えてございません。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  だから、みんな怒っているんです。新聞で報道されても、地元に一切説明もないと。今回の施政方針で、これは何でしょうか、市長のキャッチフレーズみたいなものかな、住民が主役のもりのまちというふうに何回か言っています。住民が主役。その主役に教えないんですよ。住民が主役のもりのまちじゃないんじゃないですか。 さっき言ったいろんな団体の人たち、非常に怒っています。それから、市役所のこの数年間で辞めたOBの方々、部長、課長を最後にして今までここに座っていた人方、すぐに顔が思い浮かぶと思いますが、全員反対ですよ、これ。今日は庄司議員さんも見えられて、私びっくりしましたけれども、それだけやっぱり前田地区の人はこのことに対しては本当に心配しているんです。このままでは駄目だと言うんです。森吉町の人たちがずっとあそこを生かして一緒に頑張ってきたその思い、歴史、それからダムで沈んだ人方の思い、あそこ、湯ノ岱小学校があった場所です。卒業生たちがあそこでたまに同窓会開いて、やっぱりダムで沈んだ人たちの心のよりどころとして、あそこもやっぱり活用してきたというそういう歴史、こういう重みもしっかり市は考えていただきたい。 最後なんですが、今日の結論、私の考えを言います。住民や関係者と協議もしていないということが分かりました。議会には、さっき言ったように指定管理料議決させておいてひっくり返しました。今コロナ禍です。そういう特殊事情もありますので、せめてあと1年は今のまま継続して、この1年の間に将来どうするか、みんなで議論して決めましょうよ。それが一番民主的じゃないですか。いかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 今、板垣議員からご提案がございました。ただ、先ほども冒頭申し上げましたように、この4月から休館する方向でおります。そして、民間の譲渡も含めて、これからの運営形態、また様々なご意見を伺いながらといった方法もその間に考えてまいりたいなと思っておるところであります。ご提言ありがとうございました。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  教育長、お待たせしました。待っていないか。3月中に住民に知らせるという答弁でありました。教育委員会としてこういうふうに決めましたと上から報告するのでなくて、住民の皆さん、この地域づくりも含めて学校の在り方、どうしたらいいでしょうかというふうに住民に聞くという姿勢でぜひ臨んでほしいんですが、それが一番民主主義だと思うんですが、そのことについてだけ答弁をお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  先ほどの答弁の中でも、今月中に米内沢小学校の保護者の方々へ説明した後に、来月住民の方々へお話しすると。これは米内沢小学校の保護者の方々の反応も見ながら、意見を伺いながら、提案していきたいと思っております。こう決めましたという形でお話しする会にはならないと思います。こういう方向で行きたいがどうですかといった方向で、皆さんにお話を伺うというふうな方向で考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  以上を持ちまして、14番 板垣  淳議員の一般質問を終わります。 ここで、説明員の席の移動のため、暫時休憩いたします。   (休憩)                    (11時10分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。   (再開)                    (11時11分) ○議長(黒澤芳彦)  次に、2番 三浦 倫美議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 2番。 ◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 2番 日本共産党議員団、三浦 倫美です。 一般質問を行います。 1、市民病院の医療サービスの向上を。 ①診察室への呼出しの改善策について市民病院と協議を。 1)耳が聞こえづらい方々にも分かりやすい呼出しの改善策を協議できないか。 耳が聞こえづらい方からの切実な要望が寄せられました。多くの高齢者の方々も同じ思いをしているとのことです。この方は補聴器をつけている方ではありますが、病院で診察室への呼出しがマスク越しで生の声であるため聞き取りづらく、聞き間違えたり気づかなかったり、いつ呼び出されるのだろうかと神経を集中させて待ち続けていなければならず、このことが何よりもつらい、今一番の苦しみであるとのことです。高齢者の多くの方々も、聞こえづらいため、待合室の前のほうへ集まって、ソーシャルディスタンスの座らない椅子にも座ってしまう状況もあるとのことで、何とか聞き取りやすい、また気づきやすい方策を工夫してもらえないかとの要望です。 この方の場合、マイクでの呼出しは比較的聞き取りやすい、また、処方箋薬局では番号を受付で出してくれて番号の表示も出て、番号でも呼んでくれるので分かりやすいとのことでありますが、この方に限らず、年齢とともに耳が聞こえづらくなり、暮らしの中での不便さに多くの方々がご苦労されていることと思います。まして、体調が悪く通院しているときは、より一層聞こえづらいことにより、診察を待っている間のつらさが大きくなってしまうのだと思います。待っている間のつらさを軽減することも、医療サービス向上の一つではないでしょうか。 令和4年度の市長施政方針では、市民病院の運営については指定管理者と緊密な連携を図り、より一層の経営改善と医療サービス向上に取り組んでまいりますとあります。市民病院の医療サービスの向上として、診察室への呼出しについて、耳が聞こえづらい方々にも分かりやすい改善策を市民病院と協議できないかお聞きします。 以上、壇上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの三浦 倫美議員のご質問にお答えをしてまいります。 大きな項目の1番の市民病院の医療サービスの向上をの①診察室への呼出しの改善策について市民病院と協議をとして、1)の耳が聞こえづらい方々にも分かりやすい呼出しの改善策を協議できないかというご質問でありますけれども、市民病院の診察案内につきましては、診察の進捗状況を大型モニターでお知らせをしているほか、スタッフによる目配りと声かけなどを行い、利用者へ配慮した対応に心がけております。利用者サービスの向上への取組につきましては、院内に接遇委員会を設置し、研修会の開催や挨拶運動を実施するなど接遇力の向上に努めているほか、指定管理者との運営連絡協議会におきまして、市民病院に対する要望等や利用者満足度アンケート調査結果について、情報共有を図りながら改善に取り組んでいるところであります。 今後も利用者の立場に立った親切丁寧な対応に心がけ、サービス向上に取り組んでまいりますし、議員からもご指摘がございました診察室への呼出しの改善策につきましても、今後、指定管理者と協議し、対応をしてまいります。 以上が、三浦 倫美議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  この方の場合、先ほど壇上からも申し上げましたが、処方箋薬局のほうでの呼出しの仕方が大変分かりやすいということでおっしゃっていました。番号を受付で受け取って、その番号も表示されて、番号でも呼んでくれるということで、やはり聞き取りづらいということでは、音として聞こえていても聞き分けられにくいということのようなので、視覚的にも分かるということでは、心の準備もあれば、いつだろうかと神経使うことでのつらさというのは軽減されるのかなとも思いますので、このようなことも参考に協議していただければなと思います。 また、こういう方に限らず、どの方にも分かりやすい処遇改善につながるのではないかなと思います。つらい思いをしている方にしてみれば、早期の改善策ということが求められるわけですけれども、このことについての具体的協議については、今述べられましたけれども、時期的にはいつ頃、どのような形でしていただけるのかお聞きします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  その件に関して、健康福祉部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  今の三浦議員のご質問にお答えしてまいりますが、市民病院では市長も指定管理者との協議、あるいはそういった接遇委員会の設置等について利用者のサービス向上に努めるというふうなことでお話ししました。連絡協議会に示される案件の中で、苦情、接遇に関する要望等は、令和元年度は35件あったんですが、令和3年度まででは7件と激減してございます。これも全て接遇向上委員会の活動等のたまものと感じてございます。 市民病院の入り口入ってすぐ隣に投書箱というものがございまして、投書箱に寄せられました苦情あるいは要望等については、市民病院のほうでできるものに対しましては速やかに改善策等を取って、さらに掲示をしているというようなことで貼り紙を貼ってございます。また、市で共同でできるもの等もございますので、そういった案件につきましては連絡協議会等で協議して、その対応をするということで取決めしてございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁漏れ。いつ頃行われるかという答弁漏れがあります。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  失礼いたしました。要望等に関しましては、速やかに対応を…… ○議長(黒澤芳彦)  違う、違う。連絡協議会、いつ行われるのかという。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  失礼いたしました。連絡協議会につきましては、年2回、5月と12月に開催してございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問。 2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  そうしますと、時期、今回この一般質問で取り上げさせていただいたという件については、5月の協議ということになるんでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  健康福祉部長から。 ○議長(黒澤芳彦)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  お答えいたします。 今のような院内の呼出し、そういったサービスに関しましては、市民病院で速やかに対応して改善策を取るといった形で進めていくことと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  再度、市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 今、健康福祉部長が話をしましたように、年2回、運営協議会あります。ただ、直近の運営委員会が5月ですので、今日こうやってご質問、ご指摘をいただきましたので、この旨、即、市民病院のほうに伝えながら、改善策について検討してもらうことにいたします。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  今、市長答弁ありました。病院としても、アンケート箱設置ですとか様々な意見の収集の方法で向上に取り組んでいるということでありますし、年2回の協議会でも行われているということであります。今の市長答弁にもありましたように、今回一般質問で取り上げさせていただいたことで、また速やかに協議していただけるということでありますので、苦しんでいる方にしてみますと一刻も早くという思いもあると思いますので、ぜひ早急に協議、改善の方向で図っていただければと思います。 以上で終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上を持ちまして、2番 三浦 倫美議員の一般質問を終わります。 ここで、説明員の席の移動のため、暫時休憩いたします。   (休憩)                    (11時23分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。   (再開)                    (11時26分) ○議長(黒澤芳彦)  次に、17番 佐藤 重光議員、新創会、ご登壇ください。 17番。 ◆17番(佐藤重光) (17番 佐藤 重光君登壇) 一般質問を行います。 1番として、農業振興について質問いたします。 コロナ禍による業務用需要の衰退などで、2021年産主食米の相対価格が前年対比で10%程度下落しました。農林水産省が示した2022年産の適正生産量は675万トンで、面積でさらに約4万ヘクタールの作付転換が求められております。政府は、水田活用直接支払交付金の水田イノベーション事業の予算確保と内容拡充では、高収益品種への確保などを促しております。 そこで、①番として、2022年北秋田市農業再生協議会で示されました1)として、旧4町別の主食用米の作付面積をお示しください。 2)番として、飼料用米、畑作作物等の面積もお示しください。 2番として、水田活用の直接支払交付金の条件を厳格化することに対して、水田活用の直接支払交付金が見直され、今後5年間、2022年から26年で一度も水張りが行われない農地が交付対象外になる。政府に沿って大区画化や完全畑地化を進めてきて、はしごを外されたと思います。法人、大規模農家は、農地を借り受けながら大豆や飼料作物、水稲栽培を通じ、地域農業の担い手として集約を進めてきました。ところが、水田活用の直接支払交付金の見直しで、中山間地を中心に採算が合わなくなる農地が相次いで出てまいります。作業効率が悪い小規模な水田の多い中山間地の農地は所有者へ返すしかないが、その農地を耕作できる人は見当たらず、このままでは耕作放棄地が増えます。この現状について市長はどう考えているか、お伺いいたします。 ③として、認定農家の認定について。これは内容についてですが、水稲作付面積の上限なのか、畑作の面積の上限なのか。酪農は頭数へ認定するのか。また、農業者の年齢制限なのかということを含めて、認定農家の基準を教えてください。 次に、伊勢堂岱遺跡の観光誘致についてでございます。 伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群が昨年7月27日にユネスコ世界文化遺産に登録されました。本当に感慨深いものがあります。伊勢堂岱遺跡は今から約4000年前、縄文時代後期の遺跡で、何といっても魅力は4つの環状列石があることであります。世界文化遺産登録後は、早速来場者の急増、大体年間1万人弱で推移してきたが、昨年は4月下旬の遺跡公開から10月末までで累計で1万7,000人を超えたと言われております。11月から4月の冬期間は椅子をシートで保存するために閉鎖し、縄文館のみ開館しているが、施設見学ができない分、来場者が激減しております。 そこで、市長にお伺いいたしますが、観光客を呼び込むのにはどうしたらよいかということでございます。遺跡のほうは年間1万7,000人を超えているわけですが、今の閉鎖、公開、これを三、四年もやると、それは自然と、今はブームで観光客が増えると思いますが、これは先細りするというふうに私は見ておりますので、市とすれば、遺跡全体のエリアを、環境を整備するのも必要じゃないかというふうなことで、先を見ればそういうふうに考えられます。市長は以前から交通のアクセスの環境は整えました。ここで10年、15年、20年先まで増になるためにはどのようにしたら観光アピールにつながっていくと思いますか。市長の思考をお示しください。 以上で、壇上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの佐藤 重光議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の農業振興についての①の2022年北秋田市農業再生協議会で示したことについてとして、1)旧4町別の主食用米の作付面積はと2)飼料用米、畑作物等の面積はのご質問につきましては関連がありますので、一括して答弁をさせていただきます。 昨年末の12月21日に開催をいたしました市農業再生協議会第3回の臨時総会において、令和4年度産の主食用米の北秋田市の生産の目安は、市全体として前年より10トン少ない1万5,652トン、面積換算で約7ヘクタール少ない2,915ヘクタールと決定をし、さらには方針作成者ごとの生産の目安の配分を決定いたしております。 しかしながら、ご質問の旧4町別の配分、飼料用米及び畑作物等の配分につきましては、再生協議会において協議事項にしていないことから、ご質問の面積についてはお示しすることができませんので、ご理解のほどをお願いいたします。 次に、②の1)この現状について市はどう考えているかとの質問でありますけれども、水田活用の直接支払交付金制度は、主食用米の需要減少に歯止めがかからない中、水田機能を有する農地における主食用米から他作物への作付転換を支援するための制度であり、現行のルールでも、転換作物の作付が固定化した農地については水田ではなく畑地として利用していくことが適切であること、また、淡水設備を有しない農地や所要の用水を供給し得る設備を有しない農地は対象外とすることが規定されております。その上で、同一農地で同じ作物を連続して生産する場合、病気や収量低下等の連作障害が発生するため、例えば水稲、麦、大豆の生産農地を団地化した上で、一定期間ごとに回転させるブロックローテーションが有効であり、これを再構築させる狙いがあると国の見解が示されております。 今回の見直しの趣旨は、現行のルールを厳格化していく中で、交付対象水田であり続けるために今後5年間に1度水稲の作付を促すというものではなく、主食用米の需要の減少が見込まれる中、需要に応じた生産を実践することを狙いとしつつ、今後5年の間に各地域において産地形成をどのように図っていくのかしっかりと検討し、その中で明らかになった現場の課題については、国において令和4年度以降毎年度把握、検証しつつ対応していく考えであるとのことでありますので、今後の情報や動向をしっかりと注視していく必要があると考えております。 次に、③の認定農業者の認定についてとして、1)のご質問でありますけれども、農業経営改善計画の認定を受けるための要件は、1、計画が市の基本構想に照らして適切なものであること、2、計画が農用地の効率的かつ総合的な利用を図るために適切なものであること、3、計画の達成される見込みが確実であることの3つとなっております。 なお、このうち1、計画が市の基本構想に照らして適切なものであることを判断するため、当市では1つ目として、耕作に供するべき農用地の全てを効率的に利用して耕作を行うことが認められること、2つ目として、農業によって自立しようとする意欲と労力を有するなどと認められること、3つ目として、主たる農業従事者1人当たり年間所得400万円程度かつ目標労働時間が2,000時間程度であることを認定の審査基準としているところです。 次に、大きな項目の2の伊勢堂岱遺跡の観光誘致についての①観光客を呼び込むにはどのようにしたらよいかとして、1)のご質問でありますけれども、議員のご案内のとおり、伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群がユネスコ世界文化遺産に登録されたことは、一昨年からコロナ禍で非常に厳しい状況が続いている観光事業にとって大変明るい話題であると認識しております。これまで当市では、森吉山周辺タクシーのコースに伊勢堂岱遺跡を追加し、交通手段の確保を図ってきたほか、空港付近の交差点や主要国道への誘導看板の設置など、来訪者の利便性向上に努めてまいりました。また、縄文小ケ田駅の改修や縄文号の運行のほか、県道の道路案内標識への伊勢堂岱遺跡の表示など、県や秋田内陸線、民間事業者の皆様のご協力をいただき、観光客の受入れなど、市内を周遊する環境が整ってきております。 先日の会派代表質問で、みらいの中嶋 洋子議員にお答えをいたしましたが、来年度は文化庁の補助事業を活用し、VR等のデジタル体験やものづくり体験といった体験プログラムを充実させることで、遺跡の魅力をさらに発信してまいります。VR体験では、冬期の対応だけではなく、遺跡の現地では見ることができない縄文時代の風景を体感することや、土器などが遺跡の土の中に埋まっていた様子をモニターやタブレットの画面上で巡ることを可能とするほか、環状列石や重要な出土品の説明を受けることができるデジタル体験を検討しております。一方で、伊勢堂岱遺跡の貴重さを伝えるためにはガイドの育成も重要と考えておりますので、結成から25年目を迎える伊勢堂岱遺跡ワーキンググループや伊勢堂岱遺跡ジュニアボランティアガイドの活動を支援し、デジタルの最新技術も取り込みながら、遺跡の魅力を伝えてまいります。 また、来年度に開催予定のイギリスのストーンヘンジのビジターセンターで行われる縄文展へ、伊勢堂岱遺跡から発掘された土偶や動物型土製品など10点の貸出しを行うことで、アフターコロナを見据えたインバウンドの増加を目指してまいります。 以上のように、多岐にわたる事業を推進するため、新年度から学芸員を新たに1人採用するほか、地域おこし協力隊の募集も検討しており、体制も充実してまいりたいと考えております。今後も伊勢堂岱遺跡のコンテンツを増やして滞在環境を強化することに加え、遺跡の来訪者に向けて市内の周遊情報を発信してまいります。 また、今年の7月から9月までの3か月間は北東北3県がJR東日本の重点販売地域に指定されましたので、大館能代空港3便化も視野に入れながら、空港や駅、道の駅等においても積極的に伊勢堂岱遺跡を紹介し、全国各地からの観光誘客につなげてまいります。 以上が、佐藤 重光議員からのご質問に対しての答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 17番 佐藤 重光議員。 ◆17番(佐藤重光)  1番の作付面積等は公表されなかったけれども、この件については地域の水田の面積に差があるので、一概に公開できないというふうに思いますけれども、この旧4町でも作付にする反収があります。単価によって取り決めることもありますが、例えば令和4年産におかれましては、鷹巣地区が536キロ、合川が551キログラム、森吉が533キログラム、阿仁が497キログラムというふうになっておりますが、これを率にして配分したと思いますが、その点いかがですか。
    ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  議員、ご指摘のとおり各地区の反収に合わせて計算して、最終的に全体の北秋田市の収量を積算しております。 ○議長(黒澤芳彦)  17番 佐藤 重光議員。 ◆17番(佐藤重光)  2番のほうにも入りますが、私は、これは水田のイノベーション事業にも関わるので、ここで詳しく質問したいなと思っています。畑作の面積をさっき出してもらえなかったけれども、旧町単位でなくてもいいですから、今年作付した畑作の面積ぐらいは分かりますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  令和3年について、水稲は主食用米と加工用米、新規需要米の合計で3,305.7ヘクタールとなります。うち、鷹巣が1,795.1ヘクタール、合川884.2ヘクタール、森吉505.2ヘクタール、阿仁121.2ヘクタールとなっております。 なお、畑作なんですけれども、大豆、小麦、子実用トウモロコシなどの作付等高収益を狙った新興作物であるキュウリやネギ、枝豆など転作作付面積は、鷹巣が505.4ヘクタール、合川176.8ヘクタール、森吉102.3ヘクタール、阿仁115.1ヘクタールとなっております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  17番 佐藤 重光議員。 ◆17番(佐藤重光)  この旧町からいうと合川が一番畑作の作付が多いと。非常にここで我々の農業に取り組む姿勢のほうが、合川が一番頑張っているなというふうに今感じました。 そこでもう一点お聞きしたいのが、収益的な作物と野菜類と、ここにも水田イノベーション事業の中に入っていますので、市としての戦略作物と言いますか、我々は重要品目と言いますが、品目について一番多い順に教えていただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  お答えします。 転作の作物、全部で899.6ヘクタールやっているんですけれども、多いのが大豆483.8ヘクタール、ソバ273.6ヘクタール、この2つで大半を占めておりますけれども、それ以外では多いものとして、キュウリ5.6ヘクタール、山の芋3.9ヘクタール、枝豆41.3ヘクタール、ネギ7.7ヘクタール、ウド5.5ヘクタール、ニンニク4.5ヘクタールという実績となっております。 ○議長(黒澤芳彦)  17番 佐藤 重光議員。 ◆17番(佐藤重光)  どうもありがとうございました。これで高収益作物等とか、水田イノベーション事業に対する水田における代表作物ですので、そういう面から言って、今の件でおよそ分かりましたので、できるとすれば高収益作物野菜を市として進めてほしいなと考えますが、どうですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(佐藤栄作)  今後も、市としては県、農協、それから各農家さんの声を聞いた中で、それぞれが品目を考えるわけですけれども、いろんな部分で支援し、高収益につながるような政策を展開していきたいと考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  17番 佐藤 重光議員。 ◆17番(佐藤重光)  次に、2の伊勢堂岱遺跡のお客さんの呼べる環境整備のことでございますけれども、市長からいろいろ非常に前向きな、先を見通せるような答弁をいただきました。本当にありがとうございました。今、私、先ほど壇上でも言いましたけれども、遺跡のエリアの環境整備がもっと必要じゃないかなと。もっとお客さんを呼び込むために、そういうことを私は考えていますけれども、壇上のほうで訴えましたけれども、遺跡の中、部屋の中で今、遺跡がまずは公開するような施設を建てるというふうなことで、これをなぜしているかというと、私は石にひびが入ったり、そういうことがあるので閉鎖するわけですが、これを、全部とは言えないけれども、1つぐらいの列石は、専門家に聞いてみなければ分からないと思うんですけれども、1つぐらいは開放できないものかなというふうなことがございますが、その点について。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 冬、どうしても遺跡の保護ということで、佐藤議員からもお話ありましたように、あのとおり小さい石でできている環状列石ですので、あそこに人が踏み込むと、またそれと、今シートでぐるっと覆ってしまっていますけれども、要するに、あそこが雪解けになって水が入っていって、今度膨張して石が割れてしまったりするという危険性があるということで、ああいうふうな措置をしているところであります。 したがいまして、あそこを冬場に一つぐらいと言っても、なかなか厳しいなと。そして、その代わりにと言ってはなんでありますけれども、先ほど申し上げましたようにVR、要するにバーチャルリアリティーで、仮想現実ということで、議員も見たことあると思いますけれども、こういうゴーグルみたいなのをはめると実際の遺跡の様子とか、それからさっきお話ししましたように土器が埋まっていたようなときの状態が手に取るように分かるといったものを縄文館の中でも体験できると。来たお客さん方に、冬のときに現場に行かなくても、このゴーグルかけて見ることによってこういうものが見えますので、逆にこういう体験ができますので、ぜひこういうときに来たほうが、もちろん雪降らないときもそういうことでありますけれども、天気が荒れないときもやるわけですけれども、そういう天候に左右されないで遺跡の状況とか、先ほどの土器の発掘の状況とか、そういうのが分かるようなそういう設備を整えてサービス化して、多くの方々にぜひ来てもらいたいような、そういうふうなことに取り組んでまいりたいと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  17番 佐藤 重光議員。 ◆17番(佐藤重光)  この遺跡の開放というのは、冬期間ですので、非常に厳しいなということは十分に理解しておりますが、それでも何とかして、全部でなくても1つぐらいはできるんじゃないかなと。今のこの時代にはいろんなことができますので、これはお金がかかることですけれども、何かの方法があるとすればそういう方向で、1つでもいいですから開放するように努力していただきたいなと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁求めますか。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) どういう方法があるかちょっと想像つきませんので、遺跡を保護しながら、あれ、遺跡壊してしまうと世界文化遺産の価値もなくなってしまいますので、その辺はまず教育委員会とかそういうところとも話をしながら、少し状況を探ってみたいなと思っています。発想としては大変面白い発想だなと思います。遺跡に関係なくて、まるっきり遺跡を傷つけないような状況であれば、スキー履いて歩くということもできるかもしれませんけれども、遺跡そのものはやはり冬場にシート張りで見せると。今の技術だとなかなか難しいのかと思いますけれども、さっき議員のほうからも話ありましたので、どういう方法があるかぐらいはやっぱり探ってみたいなと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  17番 佐藤 重光議員。 ◆17番(佐藤重光)  それから、私は、やっぱりもう少しお客さんを呼び込むためには、さっき言った縄文館に限ったそのような施設も必要になってくるんじゃないかなと考えます。ということは、遺跡の縄文館のみならず、そして学習する場といいますかそういう大事な面も、子供たちのみならず一般の人でも学習して、そして遺跡を見学するというふうな学習の場もあることによって、またこれも子供たちや県でも、どこからでも子供たちが来るというふうに感じますので、そういう施設も私は考えるべきじゃないかなと。先を見て、今のように先のお客さんが来ることの増になるとすれば、そういう施設も必要でないかな。それによって、またお客さんが年々増えていくというふうに私は考えますけれども、その点についてもどうか、教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 縄文館だけではなくて、そういう子供さん、児童生徒含めて、大人もそうですけれども、この伊勢堂岱遺跡の世界文化遺産という文化、歴史を知ってもらう、そういう勉強する場というか研修していただく場というようなことを組み入れてはどうかというお話だと思います。やはり、遺跡に来られた方々だけではなくてそういう方々、例えばツアーを組んで来られる方々もいらっしゃるわけですけれども、今の縄文館だけですとなかなかそういう研修する場が狭いわけですので、そういう方々に例えば道の駅とかそういうところに回っていただく。ついでと言うと変でありますけれども、そういうところで学習していただくなり、さらにはそこでまたグッズとかお土産とかも買ってもらえるような、そういうことも考えていく必要があるのかなと思っています。大変いろんな意味で検討の幅は広がってくると思いますので、何かいい方法があるのか、とにかくいろいろ、さっきお話ありましたけれども、事業を逃してしまいますと一過性で終わってしまうおそれがありますので、そうならないようにするために、例えば今頑張ってくれている、遺跡に行けばジュニアボランティアガイドとかワーキンググループの人方がいるし、それだけではなくて、今度遺跡から離れた、縄文館から離れたときに、ちょっと移動すればそういう学習する場があるといったことも考えていく必要があるのかなと思っていますので、今後やはり検討を進めてまいりたいなという気がいたします。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  17番 佐藤 重光議員。 ◆17番(佐藤重光)  今、市長から本当に前進ある答弁をいただきましてありがたいと思っております。そこで、もうちょっと詳しく説明をやるとすれば、今ちょうど登録したブームで、お客さんが今年も来年も結構足を運んでくるでしょう。だが、このままで三、四年も続くと、同じ公開をしてきたとなると、自然とそれが減ってくると思うんですね。だから、こういうお客さんが来ているうちにそういうふうな計画も立てなきゃならないかなというのが、私の一つの今、言っていることですので、お客さんが来ているうちにですよ。そういううちに今、そういう計画をして施設を建設していく、そういうふうなことの計画を立てるべきと思うんですが、そういうことはやっていますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) そのとおりであります。先ほど申しましたように、今、世界文化遺産登録になったということで、タイミングを、鉄は熱いうちに打てではないですけれども、文化遺産としての価値、またそれを保存どうするかといったほかに、これを観光にどう生かしていくかということであります。県のほうでも、振興局含めていろいろな意味でご協力をいただいておりますが、去る2月9日にみらいの中嶋 洋子議員からの代表質問に河田総務部長が答えましたとおり、この遺跡に関して担当する部署を新たに設置する方向で今、検討を進めているところでありますので、そういうところをしっかり生かしていきながら、この世界文化遺産の伊勢堂岱遺跡、これを何とか生かしていけるような方向を探っていきたいなと思っています。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  17番 佐藤 重光議員。 ◆17番(佐藤重光)  終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、17番 佐藤 重光議員の一般質問を終わります。 ここで、昼食のため、1時まで休憩いたします。   (休憩)                    (12時00分) ○議長(黒澤芳彦)  休憩以前に引き続き、会議を再開いたします。   (再開)                    (13時00分) ○議長(黒澤芳彦)  一般質問を続けます。 6番 佐藤 光子議員、みらい、ご登壇ください。 ◆6番(佐藤光子) (6番 佐藤 光子君登壇) 6番 みらいの佐藤 光子です。 通告のとおり質問させていただきます。 1、新型コロナウイルス感染症対策についてお聞きします。 1)どのように活用されているか。 市庁舎や職員自らが被災し、電気、通信機器等の使用制限が生じる場合であっても、市役所の機能低下を最小限にとどめ、業務を遂行することを目的とした北秋田市の業務継続計画は、平成28年3月に策定されましたが、職員間でどのように共有し活用されているのかお聞きします。 2)新型コロナウイルス感染症等に対応しているか。 平成28年3月の業務継続計画策定から改正されたのか、また、改正されていない場合、この計画は感染症に対応し適切に機能しているのかお聞かせください。 職場内でのクラスターの発生も想定し、都度見直しを行っていくべきと考えますが、実用性の高いものにするためには、改正または新型コロナウイルス感染症に対応した計画を策定する予定はあるのかお聞かせください。 3)事業継続計画等策定支援について。 市内の事業者へ自然災害や新型コロナなどの緊急事態に備えて、BCP等の策定を支援する考えはあるのかお聞かせください。 ②経済支援策について。 1)今後の経済支援策について。 いまだ収束を見せない新型コロナウイルス感染症の影響で、感染者が出るたびに、その影響を事業者が受けているということをどのように把握しているのか、また、今後の支援策について予定していることや考えていることがあればお聞かせください。 ③少子化対策について。 1)令和2年度、令和3年度の出生数と今後の少子化対策は。 コロナ禍での出産不安や出会いの機会減少など影響は大きいものと推測されますが、現状はどのようなものか、また、長引く新型コロナの影響を踏まえ、今後どのような対策が必要であると考えられるかお聞かせください。 次に、大きな項目の2つ目、北秋田市公共施設等総合管理計画についてお聞きします。 ①北秋田市公共施設等総合管理計画の見直しについて。 1)公共施設等の最適化とまちづくりについて。 公共施設等の最適化をまちづくりとともに行う必要性は高いと考えますが、見直しの際、部署間でどのような協議があったか、また、主な協議内容は何かお聞かせください。 2)防災機能(避難所)の維持、地元要望をどう加味していくか。 計画期間である2046年までに総延べ床面積10.2万平米の削減(約32%削減)をしていくために、防災機能の維持、地元要望をどう加味して実施していくお考えかお聞かせください。 3)民間への無償譲渡について。 施設を廃止や譲渡していく上で、民間活力の導入を、今後何に重点を置いてどのように取り組んでいくのか、無償譲渡などについての考えをお聞かせください。 4)空き校舎等のリノベーションについて。 これは以前にもお聞きしましたが、空き校舎等が増加している中で、老朽化する前に新たな取組をすべきと私は考えますが、空き校舎をリノベーションし、レンタルオフィスにするなど、移住定住や異業種交流の場として活用する考えはないかお聞きします。 次に、3、社会教育・生涯学習について。 ①子供たちの社会教育・生涯学習について。 1)社会教育・生涯学習の取組について。 グローバル化する社会において、豊かな人生を実現するための学びとして、社会教育や生涯学習がとても重要になってくると考えます。子供たちにとっての社会教育や生涯学習の重要性をどのように捉え、どのようなことを実施しているのかお聞かせください。 2)広報へ子供向け記事を。 社会性豊かな青少年の育成や活字文化の発展のためにも、北秋田市の未来を切り開く子供たちに向けて自治体広報へ子供向けの記事を掲載する取組をしてみてはどうかと考えますが、市長の見解をお聞かせください。 以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、佐藤 光子議員のご質問にお答えをしてまいりますが、大きな項目の3番の社会教育・生涯学習についての①の子供たちの社会教育・生涯学習についてとして、1)のご質問につきましては、後ほど教育長から答弁いたしますのでよろしくお願いします。 初めに、大きな項目の1です。新型コロナウイルス感染症対策についての①業務継続計画についてとして、1)と2)のご質問ですが、関連がありますので一括してお答えをさせていただきます。 議員のご案内のとおり、業務継続計画、これにつきましては、平成28年3月に策定をいたしておりまして、大規模災害発生時にあっても適切な業務執行を行うための指針として、職員へ周知を行い、いつでも内容を確認できるよう、職員ポータルサイト上で共有しています。計画策定後は、幸いにも大規模災害の発生がなく、計画の実効性等の点検や改訂は行っておりませんが、議員ご指摘のとおり、現状に合わせた内容に変更する必要があるものと認識はいたしております。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、職員の感染等により出勤停止者が発生することは容易に想定されることから、市民生活への影響を最小限にとどめるため、業務継続計画の見直しを行うこととし、現在、非常時優先業務の特定と継続に必要な人員確保等の調査を行っております。 次に、3)の事業継続計画等策定支援についてのご質問でありますが、国及び秋田県においては、中小企業等が自然災害や緊急事態に遭遇した場合の事業の損害を最小限にとどめつつ早期回復を可能とするための、事業継続計画の策定を進めているところであります。市といたしましても、令和3年3月24日付で県から事業継続力強化支援計画の認定を受け、事業継続計画策定に関する支援として、リスクマネジメント基礎研修、BCP策定セミナー及び小規模事業者向けの個別支援などを市商工会と連携し取り組むことといたしております。 次に、②の経済支援策についてとして、1)今後の経済支援策についてのご質問でありますけれども、先日の会派代表質問で、日本共産党議員団の板垣  淳議員のご質問にもお答えをいたしましたとおり、商工団体等の意見や、事業者に対しアンケートを行っており、その結果を踏まえた効果的な対策を実施してまいりたいと考えておりますが、特に、売上げが減少している宿泊業及び飲食サービス業への支援につきましては、緊急的にスピード感を持って事業継続支援策を実施したいと考えております。 次に、③の少子化対策についてとして、1)令和2年度、令和3年度の出生数と今後の少子化対策はというご質問でありますが、当市における出生数は、令和2年度は84人、令和3年度は89人の見込みとなっており、議員からのご指摘のとおり、コロナ禍において、出産不安や出会いの機会が減少したことは、少子化対策にとって影響は大きいものと考えております。 今後の少子化対策につきましては、今年度から、出会いをサポートする結婚コーディネーターを配置し、個別相談を実施しているほか、秋田県登録の結婚サポーターと協力体制を構築し、事業を推進しております。市内独身者の結婚等に関する意向を把握するアンケート調査を実施したところ、結婚希望はあるものの出会いがないことが主な課題として挙げられたことから、出会い以前の相談、出会いや出会ってからの相談など、相談支援を充実してまいります。また、直接会って相手を知ることがより結婚に結びつきやすいことから、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、対面型のイベントや希望の多かった個別のお見合いなど、対面することを大切に進めてまいります。 子育て世代の出産に対する不安に対しましては、新型コロナウイルスの感染拡大により、病院での立会い出産などの制限が続いておりますが、当市では、マタニティー教室の充実を図っており、少人数でもきめ細かな内容で開催しているほか、北秋田市子育て世代包括支援センターココロンでは、助産師等の専門職員を配置し、妊娠期から子育て期における産前産後の母親の身体のことや、授乳に関する悩みや相談など、利用者に寄り添った支援を行っております。コロナ禍で制限がある中にあっても、新しい生活様式を踏まえつつ、母子手帳アプリなど、SNSを活用した取組を推進し、出会いから出産、子育てまで、手厚い支援により、当市の少子化対策が前進するよう取り組んでまいります。 次に、大きな項目の2、北秋田市公共施設等総合管理計画についての①北秋田市公共施設等総合管理計画の見直しについてとして、1)公共施設等の最適化とまちづくりについてのご質問でありますが、平成28年度に策定した北秋田市公共施設等総合管理計画につきましては、国のインフラ長寿命化計画が令和2年度に見直しが行われたことに伴い、今回改訂するものでありますが、計画改訂に当たり、各課にはこの5年間の目標に対しての進捗状況や計画書に記載する数値等の更新作業を依頼しております。 なお、個別施設計画については、平成30年度の計画策定後、毎年見直しを行っております。 次に、2)の防災機能の維持、地元要望をどう加味していくかというご質問でありますが、避難所に指定している施設は、集会施設、学校、体育館、保健センターなどで、北秋田市公共施設適正化方針では、これらの施設については、地域のコミュニティー拠点として継続配置することを基本としております。今後、施設の統廃合が行われ、指定が解除された場合であっても、可能な限り防災上の拠点的役割を担う施設を確保したいと考えておりますが、地域内の避難所が使用できない場合に備えて、旧町の区域を越えた避難についても理解を得るため、丁寧な説明を行ってまいります。 次に、3)民間への無償譲渡についてのご質問でありますが、民間活力の導入につきましては、市といたしましても、新たな雇用が生まれるなど地域の活性化が図れるものと期待されますので、まずは、市の遊休施設の概要等の情報を発信した上で、必要に応じて無償譲渡についても検討をしてまいります。 次に、4)の空き校舎等のリノベーションについてのご質問でありますが、議員がご指摘のとおり、今年度から取り組んでいるワーケーションを推進する上でも、空き校舎等をワーケーションやリモートワークの拠点として利活用することは有効であり、企業誘致や移住定住につながっていくものと捉えております。 過去には、水耕栽培の実証実験を行う企業が目的に合わせて空き校舎を自ら改修し、研究開発を行った事例もあり、その後にも、空き校舎の利活用を考えている首都圏の企業が当市に訪れて現地視察をしている実績もあることから、民間の企業や団体がリノベーションすることも視野に入れ、北秋田市産業振興条例の改正を行ったところであります。 当市といたしましては、空き校舎を利活用することにつきましては、事業者が自らの目的に沿って改修していくことが望ましいと考えておりますが、今後も事業者とのマッチングや企業誘致活動を展開し、空き校舎の利活用に取り組んでまいります。 次に、大きな項目の3の社会教育・生涯学習についての①子供たちの社会教育・生涯学習についてとして、2)の広報へ子供向け記事をのご質問であります。今般の情報化社会において、子供の活字離れやデジタル依存などが問題視されている中、広報紙において市の情報を親子で共有することは、親子の触れ合いのきっかけをつくることにもつながることから有益であると考えております。掲載の頻度やスペース、その内容については今後検討させていただきます。 以上が、佐藤 光子議員からのご質問に対する私からの答弁でございます。よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から佐藤 光子議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の3、社会教育・生涯学習についての①子供たちの社会教育・生涯学習についてとして、1)社会教育・生涯学習の取組についてとのご質問でありますが、子供たちが豊かな人生を実現するためには、社会教育・生涯学習の観点から、子も親も学ぶ豊かな体験、そして、地域や人とのつながり、地域の宝や文化に触れる感動、世代を超えた関わりなどの中から、問題解決能力とコミュニケーション力、思いやる心、ふるさと愛の醸成、自己肯定感、達成感などを育てていくことが重要と考えております。 その実践の一つとして、令和2年度には市内の全ての小中学校に学校運営協議会が導入され、学校・家庭・地域が連携・協力して子供たちの豊かな人生を生きる力を育むことを目指し、取り組んでおります。また、各公民館と各小中学校の連携を深め、協働展示やふるさと教育の実践のほか、自然体験であるマタギの知恵体験学習や、民間や地域の講師から学ぶ冬の笑学校などを実施しているところであります。 以上が、佐藤 光子議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  再質問させていただきます。 まず初めのBCPについてお聞きします。 先週の代表質問の際に、佐藤 文信議員の質問に対して、現時点では業務継続計画と新型インフルの行動計画をもって対応しているというような内容を答弁されていたかと思うんですが、これについて、見直す必要がありながらも現時点であるものを使ってやってきたのかということか、今回の質問がきっかけで見直すことになったのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(松橋みどり)  お答えをいたします。 今回の新型コロナウイルス感染症の対策につきましては、会派の代表質問で、佐藤 文信議員にお答えしたとおり、北秋田市の新型インフルエンザ等の対策行動計画と北秋田市の業務継続計画に基づいて取り組んでおりますというふうにお答えをしております。この業務継続計画については、災害時、自然災害に対応するために策定されたものではありますが、これに関しましては、基本的なところ、災害が起きた場合の対策、災害が発生した場合でも、中断した場合にあっても可能な限り短時間で復旧させるための方針、体制、手順を示した計画でありますので、こちらに関しては対応できるものと思っております。ただ、この1月に入ってからの新型コロナウイルスの感染が急拡大したことによりまして、他市町村でも業務の継続が難しいような状況の中で、継続を、何かしらの対応をして取っているということもございましたので、今までそれについて見直しはされておりませんでしたが、今回、この新型コロナウイルス感染症に対する継続計画を見直しするということの認識を持ちまして、ただいま、計画見直しについての作業を進めているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  見直ししていくということなので、おおむねよろしいのかと思いますが、今おっしゃられたように、基本的なところは自然災害のBCPで対応できるということなんですが、では、この自然災害の、北秋田市のBCP、業務継続計画は間違いなく自然災害を対象としたものになっているので、その自然災害のBCPと感染症に対応したBCPの違いをどのように捉えていますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  再度、総務課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(松橋みどり)  お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症と大自然の災害を想定としたものに関しましては、被害の対象等または期間等に違いが見られることが分かっております。 なお、感染の流行については、不確実性が高くて予想が困難だということもございますが、一番の違いは、施設やインフラなどに甚大な被害を及ぼす自然災害とは違っておりまして、今回の流行しております新型コロナウイルス感染症では、人的確保、人への影響が大きく、業務継続計画は人的確保が中心的な見直しを図る必要があると考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  おおむね私もそのように思います。対象が違うということと、優先順位等もまた変わってくるのかなというふうに思っております。また、その業務量も新型コロナウイルス感染症になると、それに対応した業務が増えてくると思うので、自然災害とは全くとは言いませんが違ってくるのかなと思うので、現時点でそれがない中で、足りない部分をどう補っているのか、現時点で起きた場合、足りない部分の補い方、何かマニュアル等策定しているものを使いながらということなのかをお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(松橋みどり)  お答えいたします。 現在の業務継続計画の中にも、非常時の優先業務の一覧というものを作成しておりまして、それで対応できるところもございますが、今回見直しをしようというところは、その非常時の優先業務の内容、少し変更したものを考えておりまして、課に定められている事務文書について、どの部分が優先されるべきものなのかというのを段階的に仕分けをしようというふうに考えております。また、その必要になる最低の人員についてもそれのほうに盛り込んで対応していこうというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  分かりました。 タイミング的なものもあると思うんですが、現時点で、消防のほうにはコロナに対応したBCPがあると聞いております。それがどういった経緯でつくられて、時期的なものが、いつつくられたものなのかを調べていないのでお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  消防長から。 ○議長(黒澤芳彦)  消防長。 ◎消防長(長岐篤市)  SARSが流行したのは私の記憶では十数年前だと記憶しておりますけれども、そのときに、消防は、業務計画を策定しております。それで、今回、新型コロナウイルスの感染が流行したことに伴って、令和2年の2月に新型コロナウイルス感染症業務継続計画というものを改正しております。 その改正内容につきましては、当時と異なるところがありまして、それについてですけれども、保健所との連携体制であるとか、それから、救急搬送時の医療機関の選定についても、これも異なっております。違ったというのは、県の対応が当初と変わったというところから、救急搬送の手順を改正しております。それから、救急活動時の感染対策、予防策、それから、119番通報があったときに聴取すべき内容、これについても改正を行っております。それから、明らかな感染者を搬送する場合、感染者を搬送する救急車を限定して、一般の救急車と区別をして搬送するという対応、それから、職員の感染拡大によって、段階的にではあるんですけれども、一部の分署を閉鎖するというところまで計画をしております。それ以上になりますと、秋田県の応援協定に基づくということで、近隣の消防本部からの応援体制、これも要請するというというところまで細則で決めております。 いずれにしましても、今回のこの感染というのは、濃厚接触者というふうなところの対応であるとか、感染拡大というもののスピードが非常に速いということで、そういうところが以前と異なるというところから、改正を行っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  詳しく教えていただいてありがとうございます。 もともとあったBCPがSARSに対応した、感染症に対応したもので、なおかつ新型コロナが発生してから同じ感染症でも変更、改訂しなければいけなかったという状況だったと思います、今の話を聞いて。 それで、なぜそのタイミングでこちらのBCPを変更、改訂等しなかったのかというところが、私としては疑問に残るところではあるんですが、代表質問のときにおっしゃられた新型インフルエンザ等行動計画の中にも、それに対応した業務継続計画を策定して対応していくんだというような内容が書かれております。それを見ても、その後につくられたこの業務継続計画が自然災害に対応したもの、おおむね自然災害に対応したものだけになっているので、その時点での作成の在り方についても、疑問が残るわけなんですが、再点検していく中で、特に留意していかなければいけない点をもう一度聞かせていただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(松橋みどり)  お答えいたします。 ご指摘いただきました北秋田市の新型インフルエンザ等対策行動計画の中にも、業務継続計画の策定が盛り込まれているというところで、その対応が遅れましたことについては、認識が少し薄かったということで、申し訳なく思います。 これから、新型コロナウイルスに対応した計画の策定に当たりましては、先ほども申し上げましたように、職員の確保をどうするかということ、あとは、感染防止対策についても適切に盛り込む必要があると考えます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  早急に見直ししていただきたいなと思います。 次に、経済支援策について移らせていただきます。 答弁では、緊急的に早急に支援していくというような内容の答弁をいただいたのですが、感染者が出るたびに飲食店等が影響を受けているのを把握はしているとは思うんですが、どのような方法で把握しているのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 昨年の3月に新型コロナウイルス感染症に関する中小企業、小規模事業者相談窓口のほうを商工観光課の対策室のほうに設置してございます。事業者支援の相談のほうも受けておりますので、ぜひご利用いただきたいと考えておりますので、議員のほうからもご周知のほうをよろしくお願いしたいと思います。 それから、市の誘致企業懇談会におきまして、コロナ禍における経営状況などについての情報交換等も行ってございます。それから、今回、今年度実施しております感染症防止対策事業所認証制度によりまして、認証申請のあった飲食店等への検査で訪問した際に、状況を伺っているような状況でございます。 そういったものを記録としてまとめながら、次の施策のほうに生かしていきたいというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  確認させていただきたいんですが、最終日に補正予算として支援策が出るということだと思うんですが、その窓口を設けて相談支援を行ったり、直接事業者さんのところに行ってお話を聞いたりしていく中で得られた情報をもってしての支援策になっているのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えします。 最初の市長の答弁にもございましたとおり、この爆発的な感染によりまして、特に売上げが減少している宿泊業、それから、飲食サービス業、こちらのほうを重点的に今回は支援をしたいというふうに考えてございます。 今議会の最終日への提案に向けて、現在、補助対象者、それから、補助金額などの内容を精査しているところでございます。最終日のところで詳しくご説明、ご提案させていただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  分かりました。 今、大分分かったのでよろしいんですが、県のほうでは、今定例会でその補助、飲食店支援ということでクーポンの発行を予定しているようなんですが、クーポンの発行だと、飲食店支援というよりも消費者支援になりがちなので、私としては、もう少し本当に飲食店を根本に支援する方法をしていただきたいなと思うので、県の支援策に上乗せしたような支援策ではなくて、直接的に飲食店に支援するということでよろしいですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えします。 直接補助する方向で、今、検討しているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  分かりました。 次に、少子化対策のほうに移ります。 大きな再質問はないんですが、たくさん答弁していただいて、頑張っていただければそれはそれでよろしいのですが、その今回の答弁だと、結婚支援が主な少子化対策の内容になっているのかなというふうに思ったのですが、ほかにも、結婚支援もよろしいんですが、移住などと絡めた支援策等々何かほかにないのかなということと、代表質問の際にも私の再質問で話したんですが、ほかの他市町村との差別化、これで北秋田市はやっていくんだというような、飛び抜けたというか、差別化を図ったようなものをやっていかないと、なかなか今まで続いてきている少子化に歯止めをかけることはとても難しいことなのかなと思うので、その辺、何か驚くほど少子化が進んでいるので、今までは100人ぐらい、150人から一気に100人ぐらいに減って、現時点で80人ぐらいになっているわけですから、正直予想をはるかに超えていると私は思っているので、結婚支援だけではなく、ほかに北秋田市としてこれでやっていくというような内容のものがほかにあればお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長から。
    ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 まず、結婚支援について、助成金というものは前から出しております。今回、新年度におきまして、それも他市町村等もやってございますが、2本立てで県の助成制度、総務省の分も新年度に予定してございます。 先ほど、移住定住に絡めたようなというようなお話、ご質問がございました。それにつきましては、やっぱり移住者は実際増えて、コロナ禍で若干横ばい状態な形にはなってございますが、コロナ禍においての40人、60人とかという数字は、多いのかなと、評価しているところでございます。ですので、人口減少の中には、当然、結婚というものもありますし、ご家族で移住していただくということも一つ大きな内容だと思います。 それで、本県というか本市も含めまして、教育的な部分でかなり秀でているというような強みがあります。それですので、教育体験というのもございまして、実際、大規模校、横浜の大規模校の子供がこちらの複式のほうがいいとか、そういうような、あと、学習の面でも学びが直接受けられるというような流れにもなっていますので、その教育という部分を強みにして、移住して、ご家族で来てもらうということも一つの少子化対策ではないかというふうに感じてございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  分かりました。 次に移らせていただきます。 北秋田市公共施設等総合管理計画の見直しについて再質問させていただきます。 1)のどのような協議があったかという部分なんですが、私が聞きたかったのは、部署間でというか、全体的な協議の話で、現在やっているのは各部署でという話だったのですが、部署間でまちづくりというテーマを設けて、テーマというか、全体的な話の中で協議、どのような協議があったのかということを聞きたかったのですが、そのような協議をする場、組織等あるものなのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財政課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  ただいまのご質問でございますが、部署間、全庁で会議などがあったのかというようなご質問でございますが、今現在は設けてございませんが、今後計画をしていく上で、この計画書に掲載してございます庁内検討組織というものを今後立ち上げてはいきたいとは考えてございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  庁内検討組織というのは、これから立ち上がるものということですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財政課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  これから立ち上げたいと考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  では、今回見直しを図っている、ちなみに、この見直しは、いつ見直しされたものが皆さんに提示されるのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、財政課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  ただいまのご質問、いつ見直ししたのかということでございますが、これは平成28年度に策定してございまして、今年度、改訂作業を行っておりまして、本年度中には策定済みの予定でございますので、それが終わってから新年度に考えてございます。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  今年度中に見直しされたものが出来上がるということだと思いますが、庁内検討組織というものは、では、一体いつ立ち上がる予定なんですか。もう2月中旬も過ぎるところですが、お聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財政課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  今回の計画は、まず今年度中に策定を予定してございまして、その後、新年度になってから、庁内検討会議を立ち上げたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  では、今回の見直しには、各部署ごとのものだけが、要は見直しとして入ってきて、連携された、まちづくりと連動されたものというか、各部署間で様々あると思うんです。うまく伝わるか分からないんですが、まちづくりを考えて、将来を見据えたまちづくりを考えた上で、様々な対策、施策を実施していくと思うんですが、効果的なものを、それがどういったものかで、北秋田市の将来像は変わってくると思っていて、それが明確であればあるほど公共施設のマネジメントの方向性というのは変わってくると思うので、だからこそ、庁内で、各部署だけではなく、横断したしっかりとした連携の中で議論していって、それが初めて計画の中に盛り込まれていくというのが理想的なのではないかなと思うので、出来上がったものを、今後、庁内検討組織でどういったことを議論されていくのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財政課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  ただいまのご質問でございますが、平成28年度に策定してございまして、これまでもまちづくりも含めまして計画に対しての協議というのは行っておりましたけれども、特別、組織名を銘打って協議だとか、そういうのはまずやってございません。ですので、今回、見直しがあったわけでございますけれども、前回、平成28年度にもちょっと記載してあったんですけれども、今後の進捗状況、あるいは、まちづくりですとか、管理体制を含めまして、今後、庁内検討会議を検討していくというのは記載がございましたので、まず、今回、いい機会であると思いまして、計画は、今回改訂いたしましたけれども、今後、令和4年度にまた検討会議というものを立ち上げて、改めてそういう見直しなり、まちづくりなりを検討していきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  分かりました。 庁内検討組織なので、庁内だけだとは思うのですが、そして、この計画もあくまで市の所有する施設に限られているというのも分かるんですが、例えば、保育施設だと、今は民間の保育施設も市内多くあるわけですが、公共や民間関係なく、保育施設の適切な維持管理や適正配置、効率的な、効果的な運営というものを市としては目指していると思うんですが、そういうものを考えていく上で、もはや公共と民間分けずに議論していかなければいけない段階に来ていると私は思うんですが、それは保育施設に限らず様々な施設でそういうことが発生してくると、施設というか、施設類型というか、分類ごとに発生してくると思うので、この庁内検討組織は庁内だけだと思うんですが、その中に民間の方々等が入ってきて議論する場は、今後、私は必要になってくると思うんですが、そういったことは考えられているのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財政課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  ただいまのご質問でございますが、今回は、まず主に市の所有する公共施設の計画でございますので、まずそれを第一に進めていくことでございます。その上で、今、議員のご提案のあった件に関しましては、また今後の、あれば、そういうのは当然検討していかなきゃいけないことだとは思いますけれども、今すぐ、民間も含めどうのこうのというのは、ここではちょっと考えてはございません。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  では、民間を交えた議論の必要性についてはどのように考えていますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、総務部長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  民間も入った施設の計画を公共施設等の総合管理計画の中で位置づけるのはなかなか難しいものがありまして、例えば保育所だったり、あと、高齢者福祉施設だったり、それから、診療所や病院だったり、公共的使命を担っている施設で、公もあれば民間もあるというものの中で、施設全体として老朽化が進んでいたり、新しいのが建っているという中で、将来の需要等を踏まえて、どうあるべきかというような議論は、必要になる場合が出てくると思います。それは、多分、財政で持つというものではなくて、それぞれの所管の部署、例えば高齢者施設であれば健康福祉部が取り持つというような格好で議論が進められることになるというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  分かりました。 それでは、3)の民間への譲渡についての質問に移らせていただきます。 民間へ各施設の情報等を発信していくというような、情報発信に力を入れていくというような答弁だったと思うのですが、毎年、施政方針のほうにも、積極的に売却等に取り組んでまいりますというような内容が書かれているので、数はいいのですが、ここ二、三年であったのかどうかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財政課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  これまで、今年度ですけれども、土地の売却等は行ってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  分かりました。 情報発信をしていく上で重要になってくるのが、民間のニーズだと思うのですが、その譲渡等を進めていく上で、施設に対する、いろいろな施設あるわけですが、民間事業者等の意見を聞く機会や、ニーズを聞く機会というのはあるのかどうかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  財政課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  財政課長。 ◎財政課長(西根弘樹)  ただいまのご質問でございますが、いずれ、今、議員がおっしゃられたようなことも、まず今後の庁内検討会議でそういう議論にはなってくるものとは思いますが、ただ、今言えることとして、例えば、一例ではございますが、例えば、誘致企業とかを行っているときに、遊休施設のパンフレットをお渡しして、まずそこでちょっとお知らせするとか、そういう情報の発信もあるのかなとは考えてございますが、実際は、そういう庁内検討会議のほうで話し合っていくものと考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  その民間のニーズの把握をどのように行っていくかで、譲渡等に大きく影響していくと私は思うので、その辺、情報発信、パンフレット配ったりのタイミングで聞くことはできるのかもしれませんが、ニーズの把握の仕方をどのように設けていかなければいけないかとか、設けているのかという部分を聞かせていただきたい。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  それこそ、誘致企業の方たちのフォローアップ、県のほうと一緒に市のほうもフォローアップしたりしてございます。これから工場のほうを大きくしたいとか、新たに進出したいとか、そういったことのお話をいただければ、こちらのほうで、こういった遊休施設ありますよ、こういった遊休土地がありますよということでご紹介させていただいております。次の質問にも関わってくるんですけれども、そういったことで、情報発信のほうは今後もしっかり続けていきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  分かりました。 その方法というのは様々あると思うんですが、私はその方法を1つ調べてまいりましたので。 サウンディング調査というものがありまして、市有地などの活用方法について、公募により民間事業者から広く意見や提案を求めて、事業への有用な意見やアイデアを収集することを目的とした民間事業者と市との直接の意見交換による調査ということで、事業検討の早い段階で民間事業者の意見を聞くことにより、事業成立の可否の判断や市場性の有無、事業者がより参加しやすい公募条件の設定を把握することが可能となってくるようです。 こういった調査方法等あるようなので、そういったものも取り入れながら、ニーズを把握して、確実に結びつけていくということで、遊休施設をなくしていくことにつなげていただきたいなと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。 次の空き校舎のリノベーションについてお聞きします。 現時点でも、ワーケーション等をマッチングさせたり、いろいろ校舎等つなげていくというような話だったのですが、その以前に、みんなの廃校プロジェクトというものに掲載して利用者を募集するというような内容もあったかと思うんですが、掲載の仕方はそこだけなのか、一つ確認させてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 みんなの廃校プロジェクトには、現在、ご承知かと思いますが、3校掲載してございますが、それにつきましては、こういう場所にこういう校舎がありますというような紹介でとどまっております。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  ちなみに、その掲載の効果というか、問合せ的なものがあるのかどうかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  政策監から。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 文科省のホームページのほうに、~未来につなごう~「みんなの廃校」プロジェクト、廃校施設の有効利用ということでホームページに載ってございます。総合政策課長からお話あったとおり、3校が現在登録になっているところですけれども、このホームページを見て、北秋田市の情報を見て、企業さんのほうから、首都圏の企業のほうから、ぜひこちらのほうを活用して事業のほうを進めていきたいんだけれどというようなご照会というか、ことも現にございます。現在も、こちらの3校、12月の末のほうにはこの3校を見せてくださいということで、実際に訪れてきている企業さんもございますので、効果は十分あると思ってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  ちなみに、このみんなの廃校プロジェクトの問合せ先が教育委員会総務課になっているんですが、実際は、総合政策課で対応しているということですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  教育次長から。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小坂竜也)  登録に関しては、教育委員会の総務課のほうで担当させていただいております。それで、教育委員会に問合せが来ることもございますし、企業さん絡みということで、産業部のほうに直接来ることもございますので、それぞれ連携取りながらやり取りしているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  この中にもたくさんの情報が入っているわけなので、その中から北秋田市のこの3校を見に来て、いろいろと情報を得ていく企業さんがあるということはとても貴重なことだと思います。本当にたくさんの量が載っているので、その中で目に留めてもらうという仕掛け等は、これからも行っていかなければいけないと思うので、私も見ましたが、この中で、備考欄等あるので、PR等をその中で、この学校を借りるとこういうことがありますというのは、もう少し情報等入れていってもいいのかなというふうに見受けられましたので、早い段階で様々やっていかないと、この北小学校なんかは、様々倒壊してきている部分もあるので、それが地域に及ぼす影響というのは大変大きくて、特に今回は雪の影響でそれがさらに大きくなっているという状況もありますので、早い段階で民間の方々に活用してもらえるような仕掛けづくり等を行っていただきたいなと思います。 最後に、子供たちの社会教育・生涯学習について質問させていただきます。 1)のほうは、私が思っていることとおおむね一緒だったのでよかったかなと思います。子供と大人が共に行う学習だったり活動が、今後の生涯学習についての重要なポイントになってくると思うので、その辺をしっかり対応していっていただきたいなと思います。 その上で私が提案したものが、今回のこの提案の一つではあったのですが、広報に対する子供向けの記事をということでした。あくまでも私の提案で、その中で、広報の対象、現時点での対象は子供も入っているのか。今までどういった議論がなされてきたのか分かりませんが、特集等組む場合、広報係だけが考える状況なのかお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 基本的に、中心になって企画するのはやっぱり広報係になります。ただ、掲載したい内容については、各それぞれの、子供に対してだったら子供の部署とか、そういうような打合せをしながら、記事の最終決定はしてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  では、そのテーマを考えるときに、例えば広報係だけでなく、様々な部署、例えば今言ったように子供の記事だと教育委員会等関わることもあるということでよろしいですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、総合政策課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 もちろん、各課を超えて連携していくべきだというふうに考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子)  まずは、広報に子供向けの記事を掲載する方向で考えていただけるということなので、様々、子供と大人が一緒に活動できる、学習できる機会を、教育委員会だけでなく、広報を通して当局というか、こっちとこっちが協働してやっていただきたいなと思います。子供が関わることで、また違った新たな目線でまちを見るとか、まちに対する見方も変わってくると思うので、それを広報として伝えるという役割というのはとても大きなものがあると思うので、今後もしっかりと魅力のある広報作りに頑張っていただきたいなと思います。 以上で私からの一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、6番 佐藤 光子議員一般質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上で本日の一般質問は全て終了いたしました。 これをもちまして本日の全日程を終了しましたので、散会いたします。 ご苦労さまでございました。   (散会)                    (14時04分)...